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「UNDER5 AWARD 2024」優勝の清川雄司がNSC大阪校で凱旋授業

スポニチアネックス 2024年7月2日 19時19分

 芸歴5年目以下の若手からニュースターを発掘する超若手芸人NO.1決定戦「UNDER5 AWARD 2024」で優勝した清川雄司(23)が2日、大阪ミナミのNSC(吉本総合芸能学院)大阪校のよしもとアカデミー現役生を前に特別授業を開講した。

 お笑いのプロを目指すNSCなど、よしもとアガデミーの後輩たちを前に、清川はMCのカベポスター・永見大吾(34)、浜田順平(37)を相手にNSC時代の思い出などを語った。同じくピン芸人として活躍する先輩の森保バンバンビガロ(40)から「衣装代に」とプレゼントされた5万円で購入した高級な作務衣をまとい、「ボクたちの時とは全然変わってます。こわいギスギスしたのでなく、温かくやりやすかった」とホッとした表情を見せた。

 清川はNSC大阪43期生。在籍したのは20年4月からの1年間。コロナ下で「リモート授業ばかりでした」。さらに「ネタが強い人より、Wi―Fiが強い人の方が強かった」とリモートならではのお笑いエピソードを披露した。

 関大在学中から芸人生活をスタート。元々漫才師を志望していたが、一度コンビを解散して次の相方を探している間にピン芸人としての技を習得した。腹話術に切り絵、さらに友達と飲んだ席で「ハーモニカで笑わせられないか」と口に入れてみたところ、「吹いたら音も出た」と自分のモノにした。ホッピングやコザックダンスなども独学で身につけた。

 今春、NHK上方漫才コンテストの決勝に進出。先日、開催された「UNDER5 AWARD 2024」ではハーモニカを口の中に入れ、ホッピングしながら縄跳びをする“離れ業”で優勝した。そのネタはNSC在学中に、講師として教えにきた笑い飯・哲夫(49)の授業で演じたネタ。「哲夫さん、回転イスが1回転するぐらい笑ってくれました。メチャうれしかった。それで頑張れました」。ピン芸人として自身を深め、そのネタを磨きに磨いて、大舞台で頂点に立った。

 今後の目標はもちろん、R―1や関西の賞レース。R―1の決勝進出経験がある永見も「(R―1は)スベったら1人。緊張感は特有でした。清川君は肝がすわってる」と真の“ピン芸人”に脱帽。「(ブリテンズ)ゴッドタレントにぜひ、出てもらいたい」と日本から世界を目指すようエールを送っていた。

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