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ラップとクラシックの融合「交響ラップ」7・17開催 菊地成孔、呂布カルマら集結

スポニチアネックス 2024年7月3日 13時11分

 人気ラッパーがクラシックの名曲に、魂を込めた“リリック”を乗せて観客を揺さぶる初の音楽イベント「交響ラップ ~クラシックとラップが挑む未知の領域~」が17日、東京・サントリーホールで開催される。

 映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の劇伴を担当した菊地成孔(61)や、6月22日のプロ野球、阪神-DeNAの試合前に、甲子園球場でライブパフォーマンスを行った呂布カルマ(41)など人気ラッパーが、世界一美しい響きを持つ音楽の殿堂に集結する。

 菊池は「クラシック側が、サントリーホールという自分たちのホームグラウンドに『お前ら来て、ちょっとやれよ!』という話し。要するに、エリートがストリートを求めるんだっていう構図ですよね。それに呼ばれていって、仲良しこよしで終わっていては、ヒップホップじゃない。僕は最悪、指揮者の指揮棒を折る覚悟で行きますので。ぜひ、それを楽しみにして来ていただきたい」と意気込んでいる。

 イベントを考案したプロデューサーの湯山玲子(63)は「言葉を持たないクラシック音楽。ラッパーたちが、どんな音楽を引き出していくのかが、このコンサートの真骨頂です!」と呼びかけている。

 演奏は、パシフィックフィルハーモニア東京が担当。ベートーベンの「交響曲第7番 イ長調 作品92 より 第2楽章」、坂本龍一の「Anger - from untitled 01第2楽章」などの名曲を“トラック”としてピックアップ。楽曲が生まれた時代背景や、作曲者の意図を紐解き、刺激的なライム(歌詞)にのせて、会場を揺らしていく。

 作家の吉本ばなな(59)は「予想がつかないことがあまりにも貴重になった今、見たことない、聴いたことない世界が約束されている、豪華な試みです」と推薦している。

 開演は午後7時。全席指定で、未就学児童の入場は不可。詳細は、パシフィックフィルハーモニア東京:03-6206-7356(平日午前10~午後6時)へ。

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