日本サッカー協会（JFA）は3日、パリ五輪に出場するU―23（23歳以下）日本代表18人を発表した。FW細谷真大（22＝柏）や藤田譲瑠チマ（21＝シントトロイデン）が順当にメンバー入り。一方で、常連組からMF山田楓喜（ふうき、22＝東京V）MF松木玖生（21＝FC東京）、GK鈴木彩艶（21＝シントトロイデン）らが選ばれなかった。
山田は技巧派レフティーで、4～5月に五輪最終予選を兼ねて行われたU―23アジア杯カタール大会で2得点の活躍。今季J1開幕節で直接FKを決めるなど、セットプレーでもキッカーを担ってきた。
だが、U―23アジア杯から帰国後に心身の疲労で所属クラブで戦線離脱した。それでも、休養期間を経て、22日の名古屋戦に途中出場し復帰。五輪代表18人発表前最後の試合となった先月29日の横浜戦では大岩剛監督が視察する中、先制点に絡む活躍を見せていたが、名を連ねることはできなかった。
松木は22年に”飛び級”でU-21代表に選出され、今年のU-23アジア杯では副主将を務めたが、プロ3年の今季はJリ－グ16試合で2得点。松木の落選理由を問われた大岩監督は「選ばれた選手たちの話をしたい。昨日が登録の期限だった。昨晩スタッフでミーティングを開き、最終決定をした」と答え、明らかにしなかった
【U―23日本代表のパリ五輪代表18人】
＜GK＞
1 小久保玲央ブライアン（ベンフィカ）
12 野沢大志ブランドン（FC東京）
＜DF＞
4 関根大輝（柏）
2 半田陸（G大阪）
16 大畑歩夢（浦和）
15 高井幸大（川崎F）
5 木村誠二（鳥栖）
3 西尾隆矢（C大阪）
＜MF＞
8 藤田譲瑠チマ（シントトロイデン）
7 山本理仁（シントトロイデン）
6 川崎颯太（京都）
14 三戸舜介（スパルタ）
13 荒木遼太郎（FC東京）
＜FW＞
17 平河悠（町田）
18 佐藤恵允（ブレーメン）
10 斉藤光毅（ロンメル）
9 藤尾翔太（町田）
11 細谷真大（柏）