日本サッカー協会（JFA）は3日、パリ五輪に出場するU―23（23歳以下）日本代表18人を発表した。最大3人まで選出可能なオーバーエージ（OA）枠は、08年北京五輪以来となる選出ゼロ。大岩剛監督（52）の指揮の下、OA枠ゼロで68年メキシコ大会以来のメダル獲得を目指す。
「OAも含め、今招集できる、今ベストだと思う選手を選出した」と指揮官。「OAがいるいないとは別として、今招集できる日本代表としてパリ五輪に向かっていきたい」と力を込めた。
山本昌邦ナショナルチームダイレクターは海外組の調整にも触れ、「海外組の調整も進めてきたが、本人とクラブの意思の確認を取らないといけない。移籍の件もあり、五輪期間に了承を得るなどの交渉を進めるのは困難だった」とした。
OA枠を巡っては、複数の候補選手が50人のラージ枠入りしていた。だが、五輪は開催時期が国際Aマッチウイーク外で、海外組の招集には各クラブとの交渉が必須。JFAは候補選手の移籍なども含め、慎重に見極めながら交渉を続けていたが、選出はゼロとなった。