◇ナ・リーグ ドジャース6×－5ダイヤモンドバックス（2024年7月2日 ロサンゼルス）
ドジャースの大谷翔平投手（29）は2日（日本時間3日）、ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場し、2試合ぶりの27号2ランを放つなど5打数3安打2打点でメジャー通算501打点とした。日本勢で500打点到達はイチロー、松井秀喜に続いて3人目。通算200本塁打にはあと2本に迫った。チームは6―5でサヨナラ勝ち。以下、試合後の大谷の一問一答。
――27号2ランの感触は。
「ビハインド（の展開）だったので走者が一塁にいましたし、何とか後ろの2人にしっかりつなげればいいと思ってたんですけど、たまたま甘い球だったので、ああいう形で長打になって良かったと思います」
――本塁打を打った後に打球を眺めていた。
「そうですね、シチュエーションもシチュエーションでしたし、大きく試合が動くところではあったのでいい感覚だったと思います」
――逆転サヨナラ勝利劇となった。
「チームの状態自体、雰囲気自体いいですし、今日もなかなか行ったり来たり、難しいゲームだったと思いますけど、最後ああやって自力で逆転できて、そこでチーム力もすごい高いな、チームの集中力も高いなと思いました」
――今季加入したT・ヘルナンデスの活躍について。
「前半戦ももちろん今日の打席もそうですけど、素晴らしい打席が多くて、勝負強いし、全部の打席、しっかりと決めて行く印象かなと」
――新ルールが発表された本塁打競争について改めて。
「（MLBから）話が来て、いろいろ話していた途中だったんですけど、（昨年9月に手術した右肘の）リハビリもあるので、なかなかボリュームも多いですし、今回はおそらく出ない方向で進むんじゃないかなとは思います」
――自打球の影響は。
「打撃が変わったというか、ボール自体、カット（ボール）でちょっと甘めでしたけど、多少遅れ気味にスイングしたことによってああいう形になったのかなと思います」
――3三冠王を狙える数字。以前に個人の数字は気にしていないと言っていた。
「もちろん良い成績を残せたら良いかなとは思ってますけど、実際に自分がどのくらいの数字なのかまだ把握してないので、あんまり、自分の中でぱっと思い浮かぶ感じではないかな。他の人と比べてとかってことはないかなと思います」
――ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトで日本選手として活躍した。
「普段から多くの日本人の方、アジアの人たちに来てもらってると感じているので、今日はそういう特別な日、なおさら多いなという印象は受け止めてそういう日にまず打てたこともそうだし、勝てたことも良かったかなと思います」
――打球の行方を見入っていたが感触は。
「入るなとは思いました。ただ、結構高く上がっていたので、それでも良かったなと思います」
――2日前の試合で結果が出なかった（5打数無安打）が、状態が良い時の無安打と結果が出ない時の無安打で休日の過ごし方の違いは。
「違いはないですかね。もちろん長いことシーズンがあるので、打てない日もありますし、ただ何が良くなかったのかだけしっかり整理して、次の日に工夫してまた打席に立てれば、それで結果によってプロセスによって、やっぱりここが良かった、あれが悪かったなって繰り返し162試合1シーズンやる感じかなと思います」