男子ゴルフの今季国内メジャー第2戦、日本プロ選手権は4日から4日間、岐阜県の富士C可児C（7164/7201ヤード、パー71/72）で開催される。19年大会覇者の石川遼（32＝CASIO）はツアー史上12人目となる節目の通算20勝目を狙う。
3日、9ホールを回って最終調整を終えて「今は本当に日本のツアーで勝つことが難しくなっている。1強や2強や3強でもなく、分かりやすい構図になっていない。選手層が厚い中で抜けていかないと、コンスタントに年間複数回勝つのは難しい。正直、自分としては次の1勝をつかむために、まだまだ自分自身が成長しなきゃいけない所がある。勝率を自分の力でどれだけ上げられるかにモチベーションを感じている」と力を込めた。
2年ぶりの優勝を手にした前戦のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品、プレーオフの末に2位だったツアー選手権森ビル杯と国内での直近2試合で好成績を収めている。
それでも、「コースも変わる。自分なりに良いゴルフができればと思う」と冷静に足元を見つめる。大会初開催の今会場を回るのは初めて。「ドライバーでガンガン行けるっていうコースではない。自分のゴルフを試される良い1週間だと思う」と開幕を心待ちにした。