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【ボクシング】中谷潤人 大谷本塁打に刺激「2人で勝ってチャンピオンに」盟友オラスクアガと白星誓う

スポニチアネックス 2024年7月3日 16時52分

 ◇トリプル世界戦 WBC世界バンタム級タイトルマッチ王者・中谷潤人<12回戦>1位ビンセント・アストロラビオ(2024年7月20日 両国国技館)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が3日、合宿先の米ロサンゼルスから羽田空港に帰国した。7月20日にともに世界戦を行うWBO世界フライ級3位アンソニー・オラスクアガ(25=米国、帝拳)とともに空港で取材に対応し「充実した練習が積めた」と笑顔を浮かべた。

 1日最長8ラウンドのスパーリングをこなすなど、約90ラウンドの実戦練習でアストロラビオとの防衛戦に備え「しっかり強いパンチを打つ練習した。相手の嫌がるところに強いパンチを振ることを意識した」と倒すイメージを持ちながら、サンドバッグ打ちでパワー強化に努めた。

 米国合宿中のオフには大リーグ・ドジャース大谷翔平の試合をドジャースタジアムで観戦。目の前で大谷のホームランを見たことも明かし「打席に立つだけで歓声が凄かった。海外で活躍している日本人選手を見ると、僕もしっかり海外でもいいパフォーマンスを出せるような環境に身を置きたいと思った」と将来的な海外進出プランも示唆した。

 WBO世界フライ級王座決定戦で同級2位・加納陸(大成)戦に臨むオラスクアガは「サウスポー対策と相手をコントロールできるようにどんな戦い方にも対応できるように練習してきた」と自信満々。試合までは中谷家に泊まり、中谷とともに最終調整を行う方針で「一つのチームとして練習できることはうれしい。歓迎されていると感じているし、居心地がいい。(中谷と)一緒には寝ないけどね」と笑わせた。

 昨年9月以来、オラスクアガと同興行で試合に臨む中谷は「今回は2人で世界タイトルマッチという大きい舞台。しっかり2人で勝ってチャンピオンになりたい」と共闘を誓った。

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