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巨人・阿部監督 井上快投に大喜び「どこ行っても地元だと思って投げてもらいたいね。以上」

スポニチアネックス 2024年7月3日 21時43分

 ◇セ・リーグ 巨人6―1中日(2024年7月3日 前橋)

 巨人の阿部慎之助監督(45)も“孝行息子”の出現を大いに喜んだ。

 5年目左腕・井上温大投手(23)が3日の中日戦(前橋)で今季5度目の先発登板。家族や友人が多数観戦した地元でプロ最長の8回を投げて5安打無失点という快投を披露し、3試合ぶりとなる今季3勝目(4敗)を挙げた。

 プロ初完投&初完封こそ逃したものの、5回までに自己最多タイの7奪三振。6回の1死一、三塁でカリステ、7回の1死一塁で木下、8回の無死一塁では宇佐見と3イニング連続で併殺打に打ち取って8回まで無失点で97球を投げ切った。

 試合後、報道陣に対応した阿部監督は井上について聞かれると「いやもう、素晴らしいピッチングでした」とまずは一言。

 前回登板した6月27日のDeNA戦(横浜)では2回に大城卓の2号ソロで先制してもらうも、3回に桑原、4回には佐野と2イニング連続で一発を浴びて4回5安打3失点で降板し、指揮官は「自分で操れないボールを投げている。そこを切り替えられない。操れないボールをずっと永遠に投げていてもね。そこを見切って違う球種でいったりとか。そこも勉強ですね」と苦言を呈していたが、「変化球の精度も良かったですし、フォークも要所でいいとこ決まってましたし」と前回との違いについて分析した。

 9回もマウンドに送る思いはなかったか問われると「もう、結構いっぱいいっぱいかなと。この気候のなか、凄い頑張ってくれたんで」とし、「凄くたくさんの方に来ていただいて。井上が勝てたことが、それが一番かなと思います」と喜んだ。

 さらに、井上のこの日一番良かった点を聞かれると「お父さんとお母さんが来てたからじゃないの?」とジョークも繰り出した阿部監督。

 3イニング連続併殺で切り抜けたことについては「ちゃんと変化球操れたりして、要所でちゃんとワンバウンド振らせたりとか、そういうのもできてたんで」と評価しつつ、地元で成長した姿を見せたとの声には「もう、どこ行っても地元だと思って投げてもらいたいね。以上」と最後まで愛情たっぷりに笑わせていた。

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