松本まりか（39）が主演するテレビ東京ドラマ「夫の家庭を壊すまで」（月曜後11・06）は、夫がもう一つの家庭を持っていることを妻が知るところから物語が始まる。結婚から15年間、高校の同級生と不倫を続け、妻を欺いてきた夫を竹財輝之助（44）が演じる。
15年もの間、別の家庭を持つことは、一見荒唐無稽のように思える。祖父江里奈プロデューサーは「ずる賢いのではなくて、天然で堂々としている男だからこそ、2つの家庭を持つことができたんだと思います」と役柄の背景を解説する。
長年不倫を続けてきた男だが、どこか憎めない部分もある役どころ。竹財は持ち前のおおらかさを生かして演じ分けている。
「ひどいことをしているのに、こいつ良い人みたいだなと思わせる演技の天才です。子供っぽさを出していて、ぴったりでした」と祖父江さんは絶賛。天性の人当たりの良さはカメラの外でも発揮され、現場に癒やしを与えているという。竹財の柔和な雰囲気が良いアクセントとなっている。（続く）