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カブス・今永昇太 6回3失点と2戦連続QSも8勝目ならず 6回勝ち越し2ラン被弾も打線援護で黒星消滅

スポニチアネックス 2024年7月4日 11時1分

 ◇ナ・リーグ カブス―フィリーズ(2024年7月3日 シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(30)が3日(日本時間4日)、本拠でのフィリーズ戦に先発。5回まで4安打1失点、7奪三振と好投していたが、2―1の6回無死一塁からナ・リーグ打点王のアレク・ボーム内野手(27)に勝ち越し2ランを被弾。6回6安打3失点、8奪三振で降板し、今季8勝目はならなかった。打線が7回2死から同点に追いつき、今永の黒星は消滅した。

 初回は先頭のストットに四球を与えたが、2三振を奪うなど無失点。2回も先頭のソーサに三塁内野安打を許したが、次打者メリーフィールドを三ゴロ併殺打に打ち取るなど無失点で切り抜けた。1―0の3回1死走者なしから9番マルシャンにソロ本塁打を許したが、1番ストット、2番ターナーを連続三振に仕留めて追加点は与えなかった。

 4回は1死走者なしから4番カステラノスに中前打を許したが、5番ソーサからこの試合7個目の三振を奪取。直後の攻撃で味方がクルーアームストロングの適時二塁打が飛び出し、1点を勝ち越した。5回は2死後にマルシャンに左翼線二塁打を許して得点圏に走者を背負ったが、無失点で切り抜けて勝利投手の権利を手に入れた。

 「4番・DH」で先発した鈴木は第1、2打席はいずれも中飛。2―1の5回は2死二塁の好機で第3打席を迎えたが、空振り三振に倒れて今永に追加点をプレゼントできなかった。

 6回に悪夢が待っていた。先頭のターナーに三塁内野安打を許すと、続くナ・リーグ打点王の3番ボームに左中間へ勝ち越しの2ランを被弾。今永は打たれた瞬間に被弾を確信して天を見上げた。

 今永は6月21日のメッツ戦で3回11安打10失点と炎上して今季2敗目を喫した。6月27日のジャイアンツ戦は6回5安打3失点、この日の試合もクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と2試合連続で試合はつくったが、打線の援護にも恵まれなかった。

 カブス打線は7回2死走者なしからブッシュが二塁打で出塁すると、3番ベリンジャーが中前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。

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