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西野亮廣 梶原の失踪でキンコン活動休止&レギュラー番組8~9本失った過去「家にこもって四六時中…」

スポニチアネックス 2024年7月4日 16時17分

 お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(44)が、4日までに自身のYouTubeチャンネル「西野亮廣ラジオ」を更新。梶原雄太(43)が失踪し、コンビの活動休止をした過去を振り返った。

 高校を卒業して、吉本興業の養成所「NSC」に入学した西野。そこで出会った梶原と、1999年9月にコンビを結成するが「びっくりするくらいのロケットスタートだったのは間違いないんです」という。初めてのネタ披露で大いに評価されたキングコングは、プロの芸人のオーディションライブに推薦され、予選から劇場メンバーの入れ替え戦まで全て優勝。コンビを組んで1カ月足らずで劇場のメンバー入りを果たすと、4カ月がたったころには「NHK上方漫才コンテスト」で優勝した。

 破竹の勢いで売れっ子芸人の仲間入りしたキングコング。西野は「絵に描いたようなサクセスストーリーじゃないですか。多分、芸人だったら誰もがうらやむような出世街道だったと思うんです。ただ、内情はそんなことなくて、何が辛いって、とにかく経験とネタのストックがなかったんですよ。なので、番組の収録中とか、VTRを見てる途中とか、ひどいときは劇場で漫才をやってる最中に、その夜のネタ番組でやるネタを考えるっていう地獄的な自転車操業」と、過酷な日々を明かした。

 鳴り物入りでテレビ番組に出演し「覚えてすらいないネタを披露する。そんな毎日が続くわけないんですよね」と西野。周囲の芸人やお笑いファンからも白い目で見られるようになった上、単身上京し相談相手もいなかったため、2003年2月、限界を感じた梶原が失踪した。当時22歳で、まだ芸歴3年目だった。

 西野によると「今だから笑い話ですが、このときの失踪っていうのはいわゆる行方不明で、最悪のケースが全然あった」という。「すぐにキングコング活動休止っていう決定が出て、僕らはたった1日でレギュラー番組を8本か9本、その他の全ての仕事を失っちゃったんですね」と語った。

 ピンで活躍することで梶原の居場所を奪うこともできず、アルバイトを始めることも週刊誌にすっぱ抜かれる恐れがあったため、手持ち無沙汰になった西野。「昨日まで誰よりも売れてたやつが突然仕事を失って、働けるのに働けないっていう状況に陥って、そんなのを23歳のときに経験したんですが、これ経験したら怖いものなんてなんもないんですよ。どん底中のどん底なんで。家にこもって四六時中テレビ観るんですよ。“俺この間までこの中にいたよな”っていう。もう泣けてきますよね」と辛い日々を話した。、

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