◇ウエスタン・リーグ 阪神1―0中日(2024年7月4日 鳴尾浜)
阪神2軍は中日にサヨナラ勝利を収めた。
先発・茨木が7回2安打無失点の快投を見せた。0―0の4回1死から辻本にカットボールを捉えられ出塁を許し、なおも四球で2死一、二塁。それでも石垣を外角スライダーで遊ゴロに仕留め、先制点を与えなかった。
「5番・右翼」で先発出場したミエセスが2試合連続マルチ安打をマークした。
以下、和田2軍監督との一問一答。
―あと1本が出なかった
「あと1本というよりもチャンスも少ない中で、茨木は良く頑張った。いつも立ち上がりと、ランナー背負ってからというところが課題のピッチャーだけど、今日は見てても不安もなく、しっかり投げられていた。内容としては今シーズン一番良い内容で、そこで勝ちをつけてやりたかったけど、責任回数はしっかり投げられたので今日は本当良かったです」
―2番手西純、先発調整の中、中継ぎで1回というのは間隔が空いたから
「いやいや、次の先発のためにというところで。ちょっと金、土、日も試合がないから、ちょっと空くので1イニング投げさせておこうと」
―その後の湯浅投手も真っすぐで押した
「本来の湯浅からしたら、まだまだなんだろうけど、それでもランナー背負ってからなんとかしのいでいく。そういうことで、状態を上げていく。ちょっとベンチで見てて、やっぱりボール先行するので、そこらへんがファームだから抑えられるけど、1軍でやっぱり(ボール)先行した時の絞られた時にどうかなっていう感じはまだする。真っすぐも一回良くなりかけたけど、今日の真っすぐはもう一つやな。もう一つやなというのは、悪いという意味じゃないんだけど、まだ湯浅らしいあのキレの良いスピンのかかったというところはもう一息やね」
―空振りするようなストレート
「やっぱり後ろにファウルがいくようなね。結局、どうしてもボールが先行するから、少しガンを落としてストライク取りいくから、そういうところだろうね。ストライク先行すると、もっと腕が振れるから湯浅らしいストレートが見れるんだと思うけど、ちょっとボール、ボールで入るから、そこらへんだね」
―ミエセスが2安打
「先週の名古屋のね、最後の日ぐらいから状態上がってきて。スライダー系を仕留めてるけどね。これであと真っすぐを仕留められるようになったら、もう本当に本調子なるだろうから。今は半速球っていうか、抜けたスライダーとか、甘いスライダーをしっかり仕留めてるけど。やっぱり速い真っすぐを前に飛ばす、長打を打てるようになってきたら、本物だと思うんで。こちらももう一息で。ただ、状態が上がりつつあるのは間違いない」
―金、土は試合がない。どういう予定
「そういう試合のないカード期間っていうのは月1回しかないのでね。その1カ月で起こったことの反省もあるし。もちろん良くするための反復練習もしないといけないし。ここの3日間というのは、練習試合も含めて非常に貴重な期間なんでね。これは大事に使いたいね」