歌手の江河愛司(86)が4日、東京都渋谷区のけやきホールで芸能生活70周年記念リサイタルを行った。
今年は芸能生活70周年と同時に師匠である作曲家古賀政男さんの生誕120周年にあたる。この日は古賀さんの代表曲「湯の町エレジー」など全18曲を披露した。「最初に家に行った時は家の大きさに驚いた。優しい先生でした」とかつて古賀さんの邸宅があった思い出の地で師匠をしのんだ。
終盤には普段あまり着ないというスーツ姿で歌唱。美空ひばりさんから直接カバーを許された「お祭りマンボ」などを元気よく歌い上げた。100歳まで歌うことを目指すことも明かし「みなさん、100歳まで元気でいましょう!これからも声が出る限り歌い続けたい」と語った。
江河は東宝芸能学校第1期生として芸能生活をスタート。同期には藤村俊二さん、「ピンク・レディー」の振付を担当した土居甫さんらがいる。その後、古賀さんに弟子入りし、歌謡舞踊の第一人者として長年活躍してきた。