King＆Princeの永瀬廉（25）が10月4日公開のアニメ映画「ふれる。」で俳優の坂東龍汰（27）、前田拳太郎（24）とトリプル主演を務める。「コミュニケーションの大切さ、日常生活での人とのつながりを改めて考えさせられる作品。年齢、世代問わず今だからこそ見ていただきたいです」と魅力を語った。
埼玉・秩父を舞台にした3部作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」の長井龍雪氏が監督。脚本・岡田麿里氏、キャラクターデザイン・田中将賀氏が再集結した注目作だ。
永瀬は昨年公開の「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」で、声優初挑戦ながら作品の重要なカギを握るキャラクター・ソーニャを好演。今作は2回目の声優で、アニメ映画初主演となる。
不思議な生き物“ふれる”と暮らす幼なじみ3人組を描く。永瀬は言葉でのコミュニケーションが苦手な少年・小野田秋を演じた。オーディションで選出され「自分がチャンスをつかみ取れたこと、そして役を演じられることがめちゃめちゃうれしかった」と回顧。役作りについて「秋は口下手だけど友達思いで表現の仕方が行動に移してしまうタイプ。その真っすぐさが秋のいいところだと思いながらシナリオを読み込んでいった」と話した。
長井監督は起用について「若干のやさぐれを感じたところが、自分のイメージにぴったり。凄く上手で綺麗な中に、本当に少しだけニュアンスとしてそういう（やさぐれた）感じがあるところが、決定打だった」と明かした。
主題歌は音楽ユニット「YOASOBI」が書き下ろした「モノトーン」に決定した。