◇ナ・リーグ カブス3―5フィリーズ(2024年7月3日 シカゴ)
カブス・今永は試合をつくったが、8勝目を手にすることはできなかった。「失点の仕方が良くなかった」と3、6回に2本の本塁打を浴びるなど6回6安打3失点。「やっちゃいけないミスをやった時に、こっちの打者はああいうホームランになる」と猛省した。味方打線が一度は追いつき黒星は免れたが、チームは3連敗で地区最下位からの浮上は見えてこない。
ただ、地元メディアはオールスター戦選出を後押しした。1球団から1選手は選出される前提で、地元紙「デーリー・ヘラルド」が「今永がその最有力候補」と報道した。クレイグ・カウンセル監督も「数字が物語っている。本当によく投げているし、オールスターの価値がある」と太鼓判を押した。同僚のハップも「彼がカブスを代表して球宴に選ばれれば、実に誇らしいことだ」と大リーグ公式サイトにコメントした。
今永は球宴については「僕が決められることじゃない」と謙虚だったが、チームからの信頼は厚いままだ。