26日開幕のパリ五輪に出場する日本選手団の結団式が5日、東京・代々木第二体育館で開催された。21年東京大会に続く2度目の出場で日本選手団の旗手に決まったフェンシング女子サーブルの江村美咲（25＝立飛ホールディングス)は会場からの声援に感謝し、パリ五輪を見据えて決意表明した。
結団式の終盤であいさつをした江村は「本日はたくさんのエールをいただきありがとうございました」と会場に集まったファンに感謝。パリ五輪出場までの歩みを振り返り、「これまでつらいこと苦しいことの方が多かったが、ここまでやってきてよかったし、まだ試合もやっていないのに涙が出そうになりました」と話した。
続けて「どれだけ準備していても怖いです。自分を信じるのは難しいけど、もらったエネルギーを試合でぶつけるだけだと思いました。悔いの無いように出し切って戦う姿をみなさんに届けられたら」と話し、五輪で全力を出し切ることを誓った。
今大会の日本選手団は海外開催の五輪で史上最多となる400人超の見込み。柔道やレスリングの他、スケートボードなどの都市型スポーツを中心に活躍が期待され、日本オリンピック委員会（JOC）は金メダル20個を目標に掲げている。