サッカー男子でパリ五輪に出場する地元フランスの代表メンバー18人が4日に発表された。FWエムバペ（Rマドリード）の選外が確実になっていた24歳以上のオーバーエージ（OA）枠は33歳のFWラカゼット（リヨン）、27歳のFWマテタ（クリスタルパレス）、24歳のDFバデ（セビリア）の3人を選出してフル活用。一方で1カ月前に明らかにされていた予備登録25人からMFザイルエメリ（パリSG）やFWバルコラ（同）、ユベントスへの移籍成立が間近と報じられているMFケフレン・チュラム（ニース）ら期待の若手が外れた。
現役時代にアーセナルやバルセロナ、フランス代表などで活躍したアンリ監督は当初、エムバペやFWグリーズマン（Aマドリード）らをOA枠に希望していたとされるが、U―23世代を含めて有力クラブの協力を得られなかった。
それでもパリ五輪に向けた実戦調整の初戦として臨んだ4日の親善試合パラグアイ戦には4―1で快勝した。パラグアイは日本が24日のパリ五輪1次リーグ初戦で対戦する相手で、日本は開幕前の17日にフランスと親善試合で対戦する。日本にとってフランス戦は力関係を計る意味でも重要な一戦になりそうだ。
フランスは五輪1次リーグで米国、ギニア、ニュージーランドと同じA組。日本はパラグアイ、マリ、イスラエルとともにD組に入っている。