◇セ・リーグ ヤクルト3―10巨人(2024年7月5日 神宮)
ヤクルトは投手陣が崩れ、巨人打線に15安打を浴びて今季初の2桁10失点。リーグ最速で40敗に到達する屈辱となった。
先発・小川は6月26日の広島戦以来、中8日を空けての先発。しかし初回に先頭・丸からの3連打などでいきなり4点を失うなど、5回7安打5失点で4敗目を喫した。
試合後の高津監督からは右腕について厳しい言葉が聞かれた。
小川の状態について問われると「球威もない、力ない、切れない。そんな感じでしたね」。前回登板の広島戦は5回途中で5失点。間隔を空けてのマウンドになったが「今回はちょっと期待したんですけど、ほぼ前回と同じ内容でしたね」と振り返った。
問題は調整法などにあるのか。「あまり選手の愚痴とかは言いたくないんですけど、本人も一番分かっていると思う。今のままでは切れもない、もちろん力もない、相手の嫌がる球もない。何かを変えていかないと、今のままじゃ厳しいでしょうね」と高津監督。
小川はあす6日に出場選手登録を抹消される予定。通算104勝右腕の復調を高津監督は待っている。