◇セ・リーグ 巨人10―3ヤクルト(2024年7月5日 神宮)
巨人の新助っ人、エリエ・ヘルナンデス外野手(29=ドミニカ共和国)が5日のヤクルト戦(神宮)で初回に先制&決勝の適時打を放つなど、5打数3安打1打点と大活躍。来日29試合目で早くも6度目の猛打賞をマークした。
「3番・中堅」で先発出場。初回、無死一、三塁で入った第1打席で相手先発右腕・小川から先制の中前適時打を放つと、チームはこの回一挙4得点の猛攻となった。
7回の第4打席では2番手右腕・石山から右中間へ二塁打。9回の第5打席では相手3番手右腕・清水から左前打と、この日登板したヤクルトの投手全員から安打をマークした。
ヘルナンデスはこれで6月13日の楽天戦(楽天モバイル)から15試合連続安打。5月28日のソフトバンク戦(東京D)でデビューしてからここまで29試合に出場して打率.359(117打数42安打)、5本塁打、18打点と抜群の数字を残して打線をけん引している。
なお、今季の巨人で最多の猛打賞は74試合に出場している丸の7度。ヘルナンデスは29試合出場で6度目というハイペースで、早くも丸に次ぐチーム2位となっている。
ヘルナンデスとの試合後の一問一答は以下の通り。
――29試合目で猛打賞が6度目。
「そうですね。チームのために貢献しようと思って、毎試合、出ていますので。それが結果となって表れていて、とてもうれしく思います」
――神宮球場は初めて。
「神宮に関しては歴史のある球場ですし、こういう熱狂的なファンの前でプレーできたことは、本当にうれしく思います」
――小川との対戦は初。初回は初球から打った。
「そうですね。とにかく一、三塁だったので。三塁ランナーをかえそうという気持ちだけで、初球から積極的にいこうと思って打席に立っていました」
――家族が来日。
「奥さんが来ています」
――力になっている。
「そうですね。彼女のためにも、これからも頑張りたいと思います」