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大沢あかね語る 夫・劇団ひとりに感謝「背中を押してくれた」15年ぶり舞台出演「ハリー・ポッター」

スポニチアネックス 2024年7月6日 7時17分

 【インタビュー】タレントの大沢あかね(38)が舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(東京・TBS赤坂ACTシアター)に8日から出演する。お笑いタレント・劇団ひとり(47)と結婚して16年目。3児のママとなった今、15年ぶりの舞台に臨む。育児と仕事の両立の中で晴れ舞台を迎える現在の心境を聞いた。(鈴木 美香)

 子役モデルとして芸能界デビューし、今年がデビュー30周年。10代のころはティーン向けファッション誌「ピチレモン」でカリスマモデルとして活躍していた。そんな大沢が15年ぶりに舞台に立つ。「久しぶりという不安もありますが、ハリー・ポッターというとても偉大な作品に自分が参加できるという誇らしさみたいな感情もあって、38年の人生で初めて経験する舞台になります」と初日を前にその思いを語る。

 13歳の長女、6歳の長男、5歳の次女の3児のママ。ハリー・ポッターへの出演が決まり、家族は大喜びだった。「子供たちはハリーポッターの大ファンなので、“えっ、ママ、ハリーポッターに出るの?“どんな魔法使うの?”って言って喜んでいました。そして、今もワクワク感が止まらないみたいで、めちゃくちゃ楽しみにしてくれています」。

 夫の劇団ひとりについては「“やりたいならやったほうがいいよ”と背中を押してくれました。彼は基本的に“あかねのやりたいことは何でもやっていいよ”と言う人なので。“それはどうかな”とか言ったことがない今まで。ありがたいですね」。

 子育てのために仕事をセーブしてきたため、舞台は2009年に東京・日比谷のシアタークリアで上演された「ゼブラ」以来。夫の一言、無邪気な子供のリアクションで一歩前へ進むことができた。

 今作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングが、舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目。ハリーたちが魔法界を救ってから19年後の世界が描かれる。大沢が演じるのは、主人公ハリー(平方元基、吉沢悠)の妻ジニー。夫ハリーが自身の過去と向き合いながら息子アルバスとの関係にもがく姿を見守り、同時に支える役どころだ。

 「3人の子供がいて、理解しがたい夫を支えているという、ちょっと私と重なる部分はあるかもしれないですね(笑)。でも、ジニーの凄いところは、ちゃんと夫の言うことに“そうね、でもあなたは大丈夫よ”と寄り添って聞いてあげるところ。ダメなところは“だめよ”と言ってあげられるところが彼女の強いところだなと思って、台本読みながら感心しています」

 自身と重ねながら演じるママ役。「ジニーは女性として芯がブレない。私は気が弱いので、芯がブレブレですけど…(笑)。親子の葛藤というところが軸に描かれているので、たくさんの方に共感していただける作品になっていると思います。ハリー・ポッターを知ってる方はさらに楽しめると思いますし、今まで関わってこなかった方でもハリー・ポッターにもっともっと興味を持ってもらえるような舞台になっていると思います。本当にいろんな世代の方に楽しんでいただけるような作品です」と呼び掛けた。

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