◇パ・リーグ ロッテ6-3西武(2024年7月5日 ベルーナD)
思わぬアクシデントに見舞われたが、ロッテ・小島が7回途中3失点でチームトップタイの6勝目を挙げた。
「心臓がぎゅっとなって。息ができなくて。初めてだったのでちょっと焦っちゃって…。今はもう大丈夫です」。4―0の7回に3点を失い、なお2死三塁で降板した。両サイドを丁寧に突く投球で、6回までわずか2安打で三塁を踏ませなかったが「たぶん熱中症だと思う。これだけ湿度が高くて暑いと、いつもとへばり具合が違う」と吉井監督。所沢市は最高気温36度で、熱がこもりやすいベルーナドームはさらに高温多湿となっていた。
それでも22年8月6日から西武戦7連勝となった小島は「一つ一つと思ってやっている。負けていないのはいいと思います」。チームも今季西武戦9戦全勝で、同一カードの球団最多連勝記録となった。
≪パ10年ぶり≫ロッテの同一カード開幕9連勝は、58、73年の近鉄戦で達成した8連勝を抜く球団最多記録になった。また、球界で同一カード開幕9連勝以上は、22年広島の対阪神戦9連勝以来で、パでは14年オリックスの対楽天戦9連勝以来10年ぶり。