ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジのパーソナルな打撃コーチ、リチャード・シェンクが5日(日本時間6日)に「X(旧ツィッター)」で「ジャッジがMVPのように打っている間に18試合中13試合も負けている。ヤンキースの打者の選手育成はひどい」と投稿、波紋を呼んでいる。
5日のヤンキースのラインナップには、生え抜きの選手が4人いる。ジャッジ、ベン・ライス一塁手、オースティン・ウェルズ捕手、アンソニー・ボルピ遊撃手だ。大リーグ公式サイトの記者がチームのキャプテンであるジャッジにこの投稿について尋ねると、「そのメッセージは見ていないし、正直、私には関係ないです。他の人がコメントしたことに、私はコメントするつもりはありません。他人がすることについてコントロールできない」と返答している。
ジャッジはシェンクと2週間に一度一緒に仕事をする間柄だと認めた。フロリダ州セントピーターズに拠点を置くビリヤードホールのオーナー兼オペレーターで、バリー・ボンズのスイングメカニクスの秘密を解き明かしたのも自分だと主張している。頻繁にヤンキースを訪れてホームやアウェイでジャッジと会う。ただし、メジャーリーグの球場ではなく、そこから離れたバッティングケージで一緒に仕事をする。ヤンキースに雇われているわけではないからだ。アンソニー・リゾなど、他の選手も時折このセッションに参加している。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督もシェンクのコメントについて「自分にはコントロールできない。人々は言いたいことを言うし、特にチームが勝てていないときは、このユニフォームを着ていれば、いろいろと批判されるもの。それを気にしていてはならない。他に考えることがあるし、毎日最善を尽くして準備することに集中しなければならない」と話している。