◇第106回全国高校野球 茨城大会1回戦 土浦二―下妻二(2024年7月6日 ノーブルホームスタジアム水戸)
茨城大会は6日、開会式を行い開幕した。土浦二―下妻二の開幕試合前には茨城県では初となる女子部員ノッカーが誕生した。大役を終えた土浦二の小林ことさん(2年)は「周りの歓声とか拍手が聞こえてきて、ここでやったんだという実感が沸いてきた。いろいろな人が応援してくれてうれしかった」と笑みを浮かべた。
土浦二中時代は軟式野球部に所属。高校では野球を辞めようと思っていたが、相良真博監督からの誘いもあり入部した。現在は外野手として男子部員に交ざって練習もしている。
この日のノックは内野へ一周打った後、外野ノックへ移動。走って移動する際は球場中から大きな拍手が沸き起こり、「こんなに多くの人の前で打ったのは初めて。内野はあまりうまくいかなかったけど、外野はいつもより飛びました」と満足げだ。
試合中は一塁アルプス席から声援を送る。「勝ち負けも大事だが、まずは9回しっかりと戦い抜いてほしい」と仲間を鼓舞した。