Infoseek 楽天

【高校野球】連合チームの難しさ…一人の走者も出せずに夏終わる 京都大会1回戦 

スポニチアネックス 2024年7月6日 15時10分

 ◇全国高校野球選手権京都大会1回戦 朱雀・西乙訓・京都教大付・大江0―11亀岡(2024年7月6日 わかさスタジアム京都)

 朱雀・西乙訓・京都教大付・大江の4校連合チームが開会式直後の試合に登場。亀岡の杣田(そまだ)健一郎投手(2年)―細見晃雅(こうが)投手(3年)の継投に一人の走者を出すこともできず0―11で敗れた。4失策に捕逸が3、暴投が1。亀岡に6盗塁を許したが、3回一死三塁の本盗は阻止した。

 連合チームを指揮する朱雀・玉川勝巳監督は「開会式に出て行進しての試合。3年生は一人しかいないチームとして、いい経験になった」と話した。朱雀と大江は秋・春季大会は別の2校(丹後緑風・南丹)と連合チームを組んで初戦を突破する活躍を見せていた。しかし、春季大会が終わって丹後緑風と南丹には1年生部員が加わって単独チームでの出場となる。夏季大会を前に新たに編成された連合4校は練習が足りなかった。

 「チームで集まれるのは土日だけ。せめてこの土日に試合がなかったら練習もできたんですけど、開幕戦を引いてしまったんで…」と玉川監督は連合チーム編成の難しさを隠さなかった。

 一年生ながら4番を打った山部暁斗(きょうと)内野手は部員1人の西乙訓から参加した。「4番を打たせてもらえて驚きました。でも、結果をだせなくて…」と山部は悔しげな表情を見せる。「中学までボーイズで野球していて、外野だったんです。一塁は難しい」と言う。部員1人の野球部員は「長い夏休みになるけど、西乙訓に帰って一人で練習を続けます」ときっぱり。これからも合同チームで甲子園の夢を見続ける。

この記事の関連ニュース