◇男子ゴルフツアー 日本プロ選手権第3日（2024年7月6日 岐阜県・富士カントリー可児C志野＝7201ヤード、パー72）
25位から出た稲森佑貴（29＝国際スポーツ振興協会）が1イーグル、6バーディー、ボギーなしでこの日ベストスコアの64のチャージを見せ、通算12アンダーの4位に浮上した。
1番をバーディー発進すると、3番パー4のイーグルで勢いに乗った。PWで放った残り131ヤードの第2打が、ピン奥からバックスピンで戻ってカップイン。その後も5バーディーを重ねた。「リーダーボードを見ていなくて、自分のベストを尽くせばいいかなと思ってやっていた。後半に見た時に結構上に行っていたので、いい感じのゴルフができたんだなと思った」とうなずいた。
この日のフェアウエーキープ率は100％をマークした。「グリーンから逆算して。狭いところもあるけど、ルートさえ分かっていれば大丈夫」。8季連続フェアウエーキープ率ナンバー1の“日本一曲がらない男”は、フェアウエー幅が20ヤードほどに絞られた設定をものともしなかった。
18、20年の日本オープンに続くメジャー3勝目が懸かる一戦。首位とは6打差があるが、「意識はすると思います。でも、あまり考えずに普通にいっちゃおうかなという感じのプランで行きます」と自然体に言った。