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大谷翔平 微妙判定から三振激増 3戦連続先頭弾逃した6月28日ジ軍戦第1打席以降は33打席で15三振

スポニチアネックス 2024年7月6日 16時8分

 ◇ナ・リーグ ドジャース8―5ブルワーズ(2024年7月5日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠でのブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場した。この日が30歳の誕生日。しかし、第1打席から3打席連続三振に倒れた。前日も第2打席から3打席連続三振に倒れており、自己ワーストを更新する6打席連続三振となった。5打数無安打で誕生日を自ら祝う一打は生まれず、12打席連続無安打(1四球含む)は今季最長となった。

 初回は右腕シバーレとの対戦。シンカー、スイーパーなどを駆使してカウント2―2と追い込まれると、最後は低めに変化するスイーパーにバットが空を切った。

 第2打席は3回の先頭打者。初球は外角高めのストライクゾーン表示から外れたスイーパーをストライクと判定されると、フルカウントから外角高めのカットボールを見逃して三振。こちらはストライクゾーンの枠にかかる際どい球だったが、場内のファンからは球審に対してブーイングが飛んだ。これで1試合4三振を喫した2021年7月17日のマリナーズ戦から翌18日の同戦の第1打席にかけて喫した自己ワーストの5打席連続三振に並んだ。しかし、初回に続いて2番スミスが2打席連続本塁打を放ち、ドジャースが2点を先行した。

 4回にグラスノーが満塁弾を被弾するなどして2―5と勝ち越されたが、その裏の攻撃でバルガスの2ランで1点差とし、なおも2死一塁で大谷が第3打席を迎えた。一発が出れば勝ち越しの場面だったが、カウント2―2から高めに外れるシンカーに手を出して空振り三振。前日から自己ワーストの6打席連続三振となり、これで最近33打席で15三振となった。

 大谷の好調だったバットが湿り始める転換点となった要因の1つと考えられるのが6月28日のジャイアンツ戦だ。メジャー史上4人目の3戦連続先頭打者弾を狙った第1打席は微妙な判定にも泣かされて見逃し三振。第2打席は遊ゴロに倒れたが、1、2打席目ともにボールと判断して見逃したボールがことごとくストライクと判定され、首をかしげるシーンもあった。この日もストライクゾーン表示から外れた球をストライクと判定される場面もあり、ロバーツ監督が不服そうな表情を見せる場面もあった。

 この試合からの7試合は全て三振を記録。この間、2本塁打こそしたものの、7試合計29打数6安打で打率は.207。ジャイアンツ戦前まで.322だった打率はこの日の5打数無安打も加えて.312まで低下した。

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