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エディージャパン3戦目で初勝利! 山沢だ矢崎だ佐藤だ ”超速”攻守でマオリ・オールブラックス撃破

スポニチアネックス 2024年7月6日 19時56分

 ◇ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024 ジャパンXV - マオリ・オールブラックス(2024年7月6日 豊田スタジアム)

 ラグビー日本代表を軸とした「ジャパンXV」が、ニュージーランド(NZ)の先住民マオリ系の選手で構成された強豪「マオリ・オールブラックス」を26-14(前半8-0)で撃破した。同じくキャップ対象外の非テストマッチとして行われた先月29日の対戦では10-36で逆転負けしていたが、日本としてマオリ・オールブラックスから通算5戦目で初勝利。9年ぶりに日本代表指揮官に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)も3試合目で初勝利をマークした。

 ジャパンXVは前戦から先発2人を変更した。共同主将を務めるSH斎藤(前東京SG)が先月22日のイングランド代表戦以来2試合ぶりに先発復帰し、14番はWTB高橋(トヨタ)が”エディージャパン初先発”。共同主将のフッカー原田(BL東京)、WTB根塚(東京ベイ)、CTBトゥア(浦安)と長田(埼玉)、FB矢崎(早大)はイングランド戦から3試合連続で先発した。

 前半10分、ジャパンXVは相手ゴール前のPKで斎藤がタップキックから”超速攻”。パスを受けたトゥアが左中間へ飛び込み、5-0と先制した。20歳の矢崎がゴール前へキックを転がし、反則を誘ったプレーが光った。2試合続けて10番で先発したSO山沢(埼玉)が巧みなキックで地域を獲得し、22分には山沢のPGで8-0。蒸し暑くボールが滑りやすいコンディションに加え、速いディフェンスで相手にノックオンを連発させた。

 前半35分には、頭部負傷のプロップ為房(東京ベイ)との交代で出場した竹内(浦安)が妨害プレーでイエローカード。それでもスクラムを成立させるために頭をバンテージで巻いた為房がフランカー山本(東京SG)に代わってピッチへ戻ると、全員の速くしつこいタックルで得点を許さず、8-0でハーフタイムを迎えた。

 まだ1人少ない状態の後半5分、ラインアウトからモールを10メートル以上押され、フッカーのエクランドにトライを決められて8-7。だが、15人対15人になるとラインアウトからの速い仕掛けで反則を誘い、10分に山沢がPGを決めて11-7とした。さらにNo.8コストリー(神戸)を投入し、矢崎が鋭いカウンターを連発してアタックのテンポを上げると、13分には右中間ゴール前ラックから竹内が飛び込んで18-7とリードを広げた。

 後半26分にはスクラムの反則から右ゴール前ラインアウトモールで押され、途中出場したフッカーのトンプソンにトライを決められて18-14。1トライで逆転される点差となったが、2年ぶり代表復帰の34歳・立川(東京ベイ)が残り10分から山沢に代わってSOに入り試合をコントロールした。31分には矢崎がキッカーを務めてPGを成功させると、37分には右ゴール前ラインアウトのモールから途中出場のフッカー佐藤(早大)がトドメのトライを決めた。

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