◇セ・リーグ 阪神2―1DeNA(2024年7月6日 甲子園)
伊藤将の好投と、佐藤輝の決勝打で阪神監督として歴代最多の515勝を甲子園で決めた岡田監督。2軍降格を決めた森下には「(教えたことを)ちゃんとやればな。それだけよ」と復調を待つ構え。好調・佐藤輝ら残ったメンバーで「(貯金も)今はまた減らさんように増やすことしか考えてない」と白星を積み重ねる意欲を強調した。以下は一問一答。
――佐藤輝は初対戦の投手だったが。
「いやいや、来た球というか、ストレート狙ってて、あれもな変化球高めにぽっと来たら、そんなのホームランとか狙わずにね、普通にバットが出ればいいんよ」
――初球をミスせずに仕留めてくれた。
「いや、それはだから、いつもいつも甘い球来るわけじゃないからな、でもそれは打席の中での集中力やろ。甘いボールがね、バットを振りに行くというかね、反応よ、やっぱりな」
――いい状態はずっと続いていると見ているか。
「まあ、いい状態というか、これからずーっとやでそれは、ずーっとやらなあかんことやで、積み重ねやからな、おーん。ほんとにいい状態やったらもっとホームランボンボン出とるやろ。そんなのは、本人の中では、今までは悪すぎたから、おーん、そういう感じで打ってやけど、まだまだこれからやんか。やっとこうヒットがな、出だしてな、そこにホームランがついてくるとかな」
――初回(のけん制)はベンチから見ててもアウトだと。
「いや、アウトだと思った、おーん」
――伊藤将も低めに行くと併殺がとれる。
「そうよ、それが持ち味のピッチャーやからな、結局は、高めに行く時は、ちょっとそって投げるもんな、うーん。前回の初回もそうよ。今日も言うたけどな、投げ終わってからな。やっぱ反ってる時が高めいってるからな」
――攻撃は次の塁を狙う姿勢が出ていた。
「坂本のとこもなあ、そらなあ、何としてもサードに送るという、そういうバッティングやろ、やっぱり。空振りとかすると何も起きんからな」
――貯金維持は大きいか。
「いや、分からん。(いい形で)シーズン終わったら大きかったなって言えるやろ。いまは分からん、今はまた減らさんように増やすことしか考えてないから」
――藤本定義さんは幼少期に見ていた監督だが。
「おお。そんなあんな小さい時に監督なんか見てるかいな(笑い)。見るわけない、監督目当てに来てるんちゃうんやから」
――そんな方を超えた。
「いやいや、それは、そんなあんまり気にせんな、おーん」
――2軍落ちの森下には教えたことをやって欲しい。
「ちゃんとやればな。それだけよ」