西武、ロッテで監督を歴任した伊東勤氏(61)が自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。低迷する古巣・西武の立て直しに必要な選手の名前を挙げた。
伊東氏は「(低迷の)一番の原因はエースと呼ばれる高橋光成が1勝もできずに2軍落ちしたこと」と切り出した。
昨季まで3年連続2桁勝利が今季は開幕から0勝8敗。
伊東氏は「今までならボールになるスライダーを振ってくれたり、フォークで仕留めたが、(今季は)本人がいいところに投げているつもりがバッターが手を出してくれない」と指摘した。
「スピードガンの表示はいいときとさほど変わらないがバッターは強さ速さを感じていない」と説明。その理由について「やっぱり真っ直ぐあっての変化球。変化球あっての真っ直ぐじゃない」と直球を磨き直す必要性を訴えた。
伊東氏は「ミニキャンプとよく言われるが、自分を見つめ直すいいチャンス」と2軍再調整を好機と捉えるべきと主張した。
そして、「チームを立て直すにはエースが復帰した姿を見せることが大切」と、高橋光成がロ―テーションの柱として試合をつくることが必要と解説した。