◇F1第12戦英国GP予選(2024年7月6日 シルバーストーン・サーキット=1周5.891キロ)
前戦オーストリアGPで今季初勝利を挙げたメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)が1分25秒819で3戦ぶり今季2度目、通算3度目のポールポジション(PP)を獲得した。0.171秒差の2番手は同僚のルイス・ハミルトン(同)で、メルセデス勢がフロントローを独占。3番手には総合2位につけるマクラーレンのランド・ノリス(同)が入り、英国GPで英国勢が予選3番手までを独占したのはジム・クラーク―ジョン・サーティース―イネス・アイルランドの1962年以来、62年ぶりとなった。総合首位に立つレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は4番手にとどまった。
4戦ぶりのポイント獲得を目指すRBの角田裕毅は予選3回目(Q3)に進めず、13番手で7日の決勝に進んだ。雨が上がり路面が乾きつつある中で始まった1回目(Q1)はレッドブルのセルヒオ・ペレス(メキシコ)がグラベルにはまってストップし、残り7分30秒の時点で赤旗中断。セッション再開後は各マシンがタイムを伸ばしたが、再び雨が降り出した中でタイムアタックした角田は16番手とQ1敗退の危機に陥った。しかし雨はすぐに上がり、ラストアタックで6番手タイムを叩き出して何とか2回目(Q2)進出を果たした。Q2はラストアタックでセクター1、2こそ自己ベストを出したものの、セクター3で伸ばせず通過を逃した。
◇予選結果
(1)ラッセル(メルセデス)
(2)ハミルトン(メルセデス)
(3)ノリス(マクラーレン)
(4)フェルスタッペン(レッドブル)
(5)ピアストリ(マクラーレン)
(6)ヒュルケンベルク(ハース)
(7)サインツ(フェラーリ)
(8)ストロール(アストンマーチン)
(9)アルボン(ウィリアムズ)
(10)アロンソ(アストンマーチン)
<以下Q2敗退>
(11)ルクレール(フェラーリ)
(12)サージェント(ウィリアムズ)
(13)角田裕毅(RB)
(14)周冠宇(キックザウバー)
(15)リカルド(RB)
<以下Q1敗退>
(16)ボッタス(ハース)
(17)マグヌセン(ハース)
(18)オコン(アルピーヌ)
(19)ペレス(レッドブル)
(20)ガスリー(アルピーヌ)