陸上男子走り幅跳びでパリ五輪代表の橋岡優輝(25=富士通)が6日、五輪まで所属チームが拠点を置くイタリアへの出国前に羽田空港で取材に応じ「五輪は五輪でしか返せない。この機会を逃したら次は4年後。僕はそんなに待てない」と語った。
21年東京五輪では日本勢37年ぶり入賞となる6位も、わずか11センチでメダルを逃した。
22年11月から米フロリダ州のタンブルウィードTCに拠点を移し「自分も自信が持てるようになる」と同年代の男子100メートル代表サニブラウン・ハキーム(25=東レ)ら短距離選手と武者修行。11センチの差を埋めるべく、鍛錬してきた。
日本勢では1936年ベルリン大会で銅メダルを獲得した田島直人以来88年ぶりとなる同種目のメダルを見据える。「絶対に成し遂げたい。一番いい色は、みんな知っていると思うので、そこを狙う。最高に楽しめるような状態に体を持っていく」。あえて口にするまでもなく“金”に照準を定めた。