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大谷翔平 また快挙達成!1試合で本塁打、三塁打、複数四球、死球、盗塁全て記録するのはメジャー史上初

スポニチアネックス 2024年7月7日 11時30分

 ◇ナ・リーグ ドジャース5―3ブルワーズ(2024年7月6日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、本拠でのブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。30歳の誕生日を迎えた5日の同戦は前日から自己ワースト6打席連続三振と屈辱の1日となったが、一夜明けたこの日は第4打席で16打席ぶりの安打とする三塁打を放つと、第5打席で4試合ぶりの一発とする28号を放った。4試合ぶりのマルチ安打、3四死球も加えて全5打席出塁で1番打者の役割を果たし、ナ・リーグ中地区首位を独走するブルワーズから2連勝を飾った。

 地元メディア「ドジャー・インサイダー」は公式Xで「大谷翔平は1901年以降、1試合で本塁打、三塁打、四球、死球、盗塁を達成した3人目のメジャーリーガーである」と投稿。1910年のバート・ダニエルズ(ヤンキース)、この日の対戦相手だった2019年のクリスチャン・イエリチ(ブルワーズ)以来3人目の快挙と伝えた。データ分析会社オプタの公式Xによると、この記録に複数四球という条件が加われば近代野球では史上初の快挙だと伝えた。

 大谷はこの日の三塁打と本塁打で今季通算220塁打に到達。球宴前に220塁打に到達したのは2019年のコディ・ベリンジャーに並ぶ球団タイ記録となった。また、メジャー通算500得点とし、イチロー(1420得点)、松井秀喜(656得点)に次ぐ日本選手3人目の500得点到達となった。

 8回にバルガスのソロ本塁打で1点を勝ち越し、なおも1死走者なしの場面。大谷は左腕ハドソンとの対戦で1ストライクからの2球目のスイーパーを強振すると、確信歩き。109.9マイル(176.8キロ)、23度の角度で打ち上がった打球が右中間席で弾むと、ハドソンは膝に手をついてうなだれた。大谷はダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、チームメートから祝福されて笑顔がはじけた。これでメジャー通算200本塁打にも王手をかけた。

 初回に1点を先制されて迎えた第1打席。大谷は右腕ペラルタとの対戦でフルカウントまで持ち込むと、外角の速球をきっちりと見極めて四球で歩いた。そして、続く2番スミスが右越えに勝ち越し2ラン。前日に球団の捕手として史上4人目の1試合3発を放った絶好調男がこの日も一発を放ってみせた。また、パヘスの内野ゴロの間にも1点を追加し、3点を奪って勝ち越した。

 第2打席は3―1の2回2死走者なし。カウント1―2からの4球目はスライダーが軸足の左足にショートバウンドで当たって死球となり、顔をしかめた。それでも一塁ベース上では笑顔を見せると、続くスミスの打席の初球に今季18個目の盗塁となる二盗に成功。死球の影響を感じさせないプレーを見せた。

 3―2の6回2死走者なしで迎えた第4打席は2番手右腕ウィルソンとの対戦。カウント1―2と追い込まれたが、内角カットボールを振り抜くと100.6マイル(約161.9キロ)の打球は右中間を破る当たりとなり、俊足を飛ばして一気に三塁まで進んだ。しかし、絶好調のスミスは左飛に倒れ、追加点はならなかった。

 5日のブルワーズ戦は第1打席から3打席連続三振に倒れ、前日の試合から自己ワーストを更新する6打席連続三振となった。その後も安打は生まれず、5打数無安打。12打席連続無安打(1四球含む)は今季最長となり、最近7試合で15三振となった。

 この日の試合は「銀河」をモチーフにし、ロサンゼルスの多様性を表現した「シティコネクトユニホーム」の着用日。前回このユニホームを着用した6月22日のエンゼルス戦で、大谷は右中間に23号2ランを放っており、またしても相性の良さを見せつけた。

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