政治アナリストの伊藤惇夫氏が7日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にVTR出演。この日投開票(20日告示)の東京都知事選についてコメントした。
期日前投票者数が前回より27万6000人増の165万4402人になったことを受けて、「1番大きいのは、今回の都知事選はいろんな意味で注目度が高かった」と切り出し、知名度が高い候補者が複数いること、過去最多となる56人もの立候補があったこと、掲示板のポスタージャックなどで一種マイナスの意味での関心を集めたことが要因として大きく関与していると分析した。
また、「“面白がっている”人たちがかなり多い」とし、真面目に選挙に取り組む候補者がいる傍らで、選挙活動を通じて売名行為やビジネス目的の人、また、「過激な言い方をすると“愉快犯”的な行動を起こす(人がいた)」と指摘。有権者にとって悪影響を及ぼす原因でもあるとして「選挙で遊ぶな」と訴えた。
このコメントを受け司会の歌手・和田アキ子は「どんな形であれ興味持ってるってのは良いこと」と前置きしつつ、「何だこれって言う選挙ポスターもあったし…(東京都を良くしようと)命懸けてる人もいるからね」と異様な選挙戦に私見を述べた。