現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が7日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。打撃好調のソフトバンク・近藤健介外野手(30)についてコメントした。
6日終了時点で、近藤は打率・340でリーグトップ。本塁打は同僚の山川穂高と並ぶ13本でトップタイ、打点も山川に次ぐ2位につけている。
落合氏は「フォロースルーが大きくなって、振り切るようになった。(それまでは)ヒットを打てばいいやっていうので、バットをボールに当ててからの力はそれほど加わってない。それを全身使って振り切るようになったっていうのがね。肉体改造もあるでしょうけど、そこが一番だと思う」と好調の要因を分析。
共演した中畑清氏から「逆方向にあれだけ飛ばすのは技術的にもプラスアルファある?」と聞かれ、「完全にバッティングスタイルを変えるということのあらわれなんだろうと思う。振らなければボールは飛ばない。原点に立ち返ったっていうことで、別にこの数字はできすぎでもなんでもないということなんだと思う」と必然の数字だと述べた。
さらに、近藤の3冠王の可能性は「山川次第」とも指摘した。