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落合博満氏 大谷の新ルーティンに言及、自身の現役時代重ねる 中畑清氏仰天「そんな選手いないよ」

スポニチアネックス 2024年7月7日 16時44分

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が7日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。ドジャース・大谷翔平投手(30)について言及した。

 3冠王を狙うためのポイントを聞かれ、「(打点・打率・本塁打)3つ全部です。ホームランは5、6本差あるとはいえ、1試合でバッターは4打席くらいあるでしょ?4打席でホームラン打てば、その差はなくなる。だから安全圏なのかって言われれば、試合数も半分近くあるんでね。可能性はあるにしても安全圏ではない」と述べた。

 今季、大谷はバットを地面に置いて軸足の左足を置く位置を確認する新たなルーティンを取り入れている。「同じ位置で同じように構えるのが、同じようにボールを見ることに対して一番大事なこと。球場によってラインの太さとかが違う。ずれたりすることがないように」として、不動の構えを決めることで安定した打撃につながっている。

 これについて落合氏は「今さらそれに気づいた?ってやつだね」といたずらっぽくニヤリ。

 「俺は現役の時にベースのラインの後ろからラインを見て、あ、曲がってるなって思えば、審判にライン曲がってるから全部消していい?って聞いて全部消して、バッターボックス立ってました。前のラインを消すの」と明かし、共演した中畑清氏は「そんな選手いないよ?」と仰天。

 「球場によってはラインだけじゃなくてベースが曲がってるところもあるの。だからまあ、自然のものでしょう?ここでいいって思ってやってる場所が、多少曲がってる。自分がバッターボックス入ると、きちんとその位置に立てないっていうのがある。だからラインを消して、ラインを自分の頭の中に描いてバッターボックスに立って打っていたっていうのはありますよ。だけど、ラインを消す時は必ず審判に了解を得なきゃいけない」と自身の経験談を語った。

 中畑氏は「それをやる繊細さが我々とは違うよね。俺のルーティン?全くなかったよ」と驚嘆していた。

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