関西伝統の賞レース「第45回ABCお笑いグランプリ」が7日、大阪市内で行われ、昨年のM―1チャンピオン・令和ロマンとファーストステージのCブロックで激突したお笑いコンビ「フースーヤ」が大健闘を見せた。
7人の審査委員のうち5人が令和ロマンに1位をつける中、かもめんたるの岩崎う大と立川志らくの2人が1位に挙げた。特に志らくは「言葉のマジックが天才的。ハマッたらすごいファンになる。芸術です」と大絶賛。また「意味のあるおもしろさは、意味のないおもしろさにかなわないというのがぼくの持論。だから令和ロマンより、フースーヤに入れた」と独特の表現で評価ポイントを伝えた。
ただ、フースーヤの田中ショータイム（30）はピンと来ていない様子。「要するに、志らくさんの頭の中ではぼくたちの方だったということですね」と、一生懸命考えて感謝していた。