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橋下徹氏 都知事3選の小池百合子氏に直接苦言「選挙にとっては良くないことではないか?」

スポニチアネックス 2024年7月7日 21時47分

 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が7日、フジテレビ系「Mr.サンデー “七夕決戦”都知事選SP」(後9・00)にリモートで生出演し、東京都知事選で3選を確実にした現職の小池百合子氏(71)に苦言を呈した。

 2期8年の実績を訴えて戦った選挙戦では、前参院議員の蓮舫氏、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏らを抑える圧勝だった小池氏。橋下氏は「都民の皆さんの支持ですから、小池さんの政策が評価されたと思う」としつつも、「政策の面から離れて、僕は同じ政治家をやっていた者として、ぜひ伝えたいことがある」と前置きし、「今回の都知事選のような選挙を、次世代に残すちゃいけないと思うんです」と指摘した。

 それは候補者との討論会についてだった。テレビ各局から依頼がありながら、一つも実現しなかった。「小池さんは都知事であると同時に、選挙戦においてはいち政治家なわけですから、もっと対立候補者としっかり討論をやって欲しかったです」。大阪では、選挙戦の最中は公務を止めるといい、「なぜかというと、権力を作り上げて、その権力で公務を遂行するわけですから、公務よりも選挙の方が上ですよ」と説明した。その上で、「改革というのは分かるんですけど、公務ばかりで討論会をメディア中心にやらなかったというのは、選挙にとっては良くないことではないでしょうか?」と問題をぶつけた。

 小池氏は「今回はお呼びかけいただいて、私の方がOKを出していたにもかかわらず、それが実らなかったということもございました」と返答。また、他の候補者の不勉強ぶりも指摘し、「討論というのも重要かと思いますし、おっしゃっているんですけど、東京都では既にやっていることばかりでございました。都政に挑戦される方、それを踏まえた上でお願いしたいなと思った次第です」と訴えた。

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