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【都知事選】蓮舫氏「2位」になれず…次点は石丸伸二氏 政界関係者「既成政党ではない強み」「蓮舫票が」

スポニチアネックス 2024年7月8日 0時47分

 任期満了に伴う東京都知事選は7日、投開票が行われ、無所属現職の小池百合子氏(71)が3選を果たした。

 無所属新人の前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が次点、無所属新人の前参院議員蓮舫氏(56)を上回ることが確実となった。

 政党関係者は「石丸氏はSNSの有効な使い方、既成政党ではないところがアピールポイントとなった。若い世代の支持が多く、多数の無党派層が石丸氏に流れた」と分析している。自民関係者は小池氏の勝因について「石丸氏の出馬が大きかった。“反小池票”の受け皿として、特に若い層が石丸氏を選択した。結果的に“蓮舫票”が石丸氏へ流れたとみる政界関係者は多い」と分析した。

 永田町関係者は「この結果を受けて政界が動向を注視する存在になった」と指摘。「この日の会見で“例えば”として岸田首相の地元・広島1区を挙げ、国政進出の可能性も口にした。脅威の存在となるのは間違いない。新党をつくるのか。こちらも注目されていくだろう」と話した。

 小池都政2期8年の評価が争点となった今回の選挙戦。小池氏については自民、公明両党と地域政党「都民ファーストの会」が支援、国民民主党都連が支持し、蓮舫氏を立憲民主、共産、社民の各党が支援した。

 石丸氏は京大卒業後、銀行勤務を経て、2020年に故郷でもある安芸高田市の市長選で初当選。予算を巡る市議会との激しいやりとりをYouTubeで公開するなどSNSを積極的に活用して話題を集めていた。5月16日、都知事選に立候補する意向を表明し「政治再建」「都市開発」「産業創出」を公約に掲げた。

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