サッカー欧州選手権準々決勝がドイツ・ベルリンで行われ、イングランドは6日、延長1―1で突入したスイスとのPK戦を5―3で制し、準優勝の前回に続いて4強入りした。オランダはトルコを2―1で破り、5大会ぶりに準決勝に進んだ。
イングランドは前回決勝でイタリアに敗れて以来のPK戦。5人全員が決めて競り勝ち、サウスゲート監督は「しぶとさと粘り強さを見せた」と誇った。GKピックフォードが水筒に相手のPKの傾向が書かれたメモを貼り、読み通りに1人目を止めた。
3人目登場のサカは殊勲の同点弾に続いて成功。前回決勝で敗北が決まる最後のキッカーとなり、人種差別的な攻撃の標的とされた苦い記憶を払拭し「私は過去でなく現在に集中している。自分を信じていた」と満足げだった。