史上最速の所要7場所で大相撲夏場所を制覇した関脇・大の里（24＝二所ノ関部屋）が7日、出身地の石川県津幡町で凱旋パレードを行った。人口約3万7000人の町で、約2万5000人が沿道を埋め尽くす盛況ぶり。師匠の二所ノ関親方（元横綱・稀勢の里）とオープンカーに乗った大の里は沿道からの「おめでとう」「大関だ」などの声援に満面の笑みで応じた。
区間はイベントホールのシグナスから町役場までの約800メートル。「小学校の時に遊んでいた思い出のある場所でパレードができたのは感慨深いものがあった」と話す。成績次第では大関昇進の可能性もある名古屋場所（14日初日、ドルフィンズアリーナ）に向け「もう一度（優勝を）目指して頑張りますので応援よろしくお願いします」とあいさつした。