大リーグ機構は7日（日本時間8日）、15日（同16日）にテキサス州アーリントンで行われるオールスター戦の出場選手を発表。日本選手ではカブスの今永昇太投手（30）が初選出された。ファン投票で既に選出されているドジャース・大谷翔平投手（30）と同じチームで共闘することになる。
日本選手でメジャー移籍1年目にオールスターゲームに選出されるのは1995年野茂英雄、01年のイチロー、03年の松井秀喜、07年の岡島秀樹、08年の福留孝介、12年のダルビッシュ有、14年の田中将大、23年の千賀滉大以来、2年連続9人目となった。
今永は今季16試合に登板して7勝2敗、防御率3.16と安定した成績を残していた。今永はこの日、米メディアの取材に対し「応援してくれているカブスのファンにも、日本のファンにも、いいニュースを伝えることができると思います」と意気込みを口にした。
球団の新人では2015年のクリス・ブライアント（現ロッキーズ）以来、9年ぶりとなった。カブスのクレイグ・カウンセル監督は「彼の姿勢が大事。彼は毎日素晴らしい姿勢を保ち、学ぶ人だ。もっとうまくなりたいと好奇心旺盛で、そういったことが彼を前進させ、厳しい瞬間を乗り越えさせてくれる。そして彼はもっと上を目指し、常にもう少しうまくなろうと、もう少し多くをやろうともっと上達しようとしている。これらは素晴らしい選手の証だ。彼は称賛に値する」と称えた。