パイレーツのポール・スキーンズ投手（22）がナ・リーグのオールスターゲームに選出された。大リーグ公式サイトの取材に「開幕を3Aで迎えたので、オールスターゲームに行くのは今季の目標ではなかった。でも、ビッグリーグで短期間プレーしただけで、選ばれたのは大変な名誉」と喜びを語っている。
パイレーツの新人投手としては初の選出となった。スキーンズの武器は平均速度99・2マイル（約159・6キロ）の直球。平均94・2マイル（約151・6キロ）のスプリッターと合わせ、両方の空振り率は30％を超える。
ここまでメジャーで10試合に先発、59回1/3を投げ、5勝0敗、防御率2・12、78奪三振と圧倒的な成績を残している。ファンの期待はスキーンズがナ・リーグの先発投手に選ばれるのかどうか。予定では前半戦最後の先発は11日（日本時間12日）のブルワーズ戦。オールスターゲームに向け、ちょうど中4日になる。
果たしてナ・リーグのトーリ・ロブロ監督は誰を選ぶのか？スキーンズは「私は何の期待もしていません。どうやって決まるのか、誰がそれを決めるのかも知りません。でも選ばれればクールですね」と話している。オールスターゲームでルーキーが先発することは極めてまれだ。最後に先発したのは1995年のドジャースの野茂英雄。開催地は今回と同じテキサス州アーリントンだった。球場は変わったが、アーリントンでのオールスターゲームはそれ以来となる。