Infoseek 楽天

朝乃山が名古屋入り後、初の申し合い 狼雅らと13番 9日からの出稽古へも意欲

スポニチアネックス 2024年7月8日 12時10分

 右膝のケガで大相撲夏場所を全休した東前頭12枚目・朝乃山(30=高砂部屋)が8日、愛知県蟹江町の高砂部屋で、出稽古にきた西前頭15枚目・狼雅(25=二子山部屋)、弟弟子の西十両4枚目・朝紅龍(25=高砂部屋)と計13番の申し合いを行った。

 4月25日の春巡業木更津場所で、右膝関節内側側副靱帯を稽古中に損傷。他の部屋の関取との申し合いは右ヒザ負傷後、初めてで、名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)へ向けた調整ペースを上げてきた。「必死に取っています。下がって取ると危ないと思うので、攻めて前へ出る相撲を取ります」と2場所ぶりの出場へ意欲を見せた。

 名古屋入り前の稽古で、右目上を7針縫ったケガは6日に抜糸を済ませた。稽古や初日以降の土俵で再び、傷口が開く可能性があることは承知の上。「ぶつかったら仕方ないです」。9日からはさらに3日間、出稽古を予定し、ここ1年で4場所、全休もしくは途中休場したことによる実戦感覚、ケガの回復具合の確認に取り組むという。

 目標に掲げてきた三役へ先場所、番付を戻しながら全休した。「ケガをせず、とにかく皆勤」。同じ失敗を繰り返さないよう、自らを戒める言葉が印象的だった。

この記事の関連ニュース