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東国原英夫氏 石丸伸二氏の躍進に時代の変化実感「ネットで支持される人たちが票に結びつくんだ」

スポニチアネックス 2024年7月8日 15時39分

 元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(66)が8日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、7日に投開票された東京都知事選について自身の見解を語った。

 現職の小池百合子氏(71)が3選を果たし、次点には前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が大躍進。165万8363票を獲得し、得票率24・3%で元参院議員の蓮舫氏を上回った。

 石丸伸氏はYouTubeなどSNSを駆使。自身の公式チャンネルのほか、対談やインタビュー、切り抜きなど、政策はネットを使って訴えた。一方で、17日間の選挙戦で、街頭演説は200回超。ネット上だけでなく、街行く聴衆にも思いを訴えた。

 こうした戦いぶりに、東国原氏は「一言で言うとネット選挙が新しいフェーズに入ったと思います。2013年からネット選挙が解禁になって、10年になりますけど、今回が分岐点になるのかなという感じを現場で受けましたね」と驚きを口にした。

 さらに「石丸君の躍進だと思います。これまでネットで支持があっても、リアルに票に結びつかない傾向があった。今回は、よく言われるんですけど、ネットとリアルの融合ということでは、ネットで支持される人たちが、本当に票に結びつくんだ。つながるんだというのを知らしめた選挙だったと思います」と分析した。

 同局の出口調査では、石丸伸氏に投票した無党派層は36%で、小池氏の32%を上回るトップだった。東国原氏は「基本的には組織団体票が強いんですけど、そこに無党派層とかネットだとか、そういう方々がどう食い込んだか。新しいフェーズになった」と指摘。「今後、組織とか団体とかはその力がそがれていって、だんだんそういうところに属さない無党派層、ニュートラルな方たちが今後の選挙に関心を持っていくんじゃないかな」と見通した。

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