昨季限りで現役引退したサッカー元日本代表MFの小野伸二氏（44）が6日放送のフジテレビ「すぽると！」にVTR出演。パリ五輪メンバーが決定したU―23日本代表（大岩ジャパン）の“キーマン”について言及する場面があった。
小野氏はパリ五輪に臨む大岩ジャパンのキープレーヤーを聞かれ「縦軸というのはすごく大事な要素ではある」とコメント。GK小久保玲央ブライアン（ベンフィカ）、MF藤田譲瑠チマ（シントトロイデン）、FW細谷真大（柏）の3人を挙げた。
GK小久保に関しては「（U―23アジア杯）決勝でキーパーがPKを止めたところが、もうこのチームの強さにつながっているんじゃないかと思いますし、これが“よし行くぞ”“パリでもやれるんだ”という意志があそこに詰められていたと僕は思いました」と持論を展開。
MF藤田には「ドリブルで運べたりもするし、長短の精度の高いパスもできますし、緩急のあるリズムをつくって攻撃する守備する。彼はそういう空気もすごく読める力があるんじゃないかなと思っている」と言及。攻撃と守備のつなぎ役となるボランチでチームに必要なプレーを選択し、試合展開によって戦い方を変化させる“大岩ジャパンの象徴”だと推した。
大岩ジャパン最多12得点のFW細谷については「ポストプレーも非常にうまい部分もあったり、逆にタイミングよく裏に抜けてゴールをとったりする場面も最近見られているので大事なところでゴールを決めてくれる頼もしいストライカーだと思う」と話した。
そして最後に「堂々としてほしいですね。日本という国を背負う選手だということを自覚してもらって、楽しんで自分たちらしくやってきてほしいなと思います」とエールを送った。