Infoseek 楽天

「虎に翼」寅子のラジオ消した!爆発寸前の花江にネット共感の嵐「お漬物の咀嚼音…心地よかった」

スポニチアネックス 2024年7月9日 13時2分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第72話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第72話は、帰国後の佐田寅子(伊藤沙莉)は大忙し。多岐川幸四郎(滝藤賢一)山本紘作長官(矢島健一)とともにラジオ番組に出演し、女性の社会進出について考えを述べる。「家庭裁判所の母」と呼ばれ、後輩もできて順風満帆の中、新しい調停を担当。不貞行為を理由に、福田瞳(美山加恋)は夫から離婚の訴えを起こされた。寅子が瞳を諌めると「女の味方ではないのか」と非難される…という展開。

 寅子は山本長官の発言に「はて?」。「家庭裁判所の裁判官の適性は、個々の特性で決められるべきで、男女は関係ないのではないでしょうか?長官の発言は、今、家裁で頑張って働く男性裁判官への配慮にも欠けますし、家裁は女の場所といった思考は、いずれ必ず間違った偏見を生みます」とダメ出し。「私は、真の女性の社会進出とは、女性用の特別枠が充てがわれることではなく、男女平等に、同じ機会を与えられることだと思います」と語った。

 山本長官は表情が曇るも「流石、佐田さん。素晴らしい意見だ」。花江はラジオの音量を下げ、オフにした。

 そして、寅子の新潟異動が決定。佐田優未(竹澤咲子)を連れていくかをめぐり、ついに花江の感情が爆発した。

 SNS上には「お漬物の咀嚼音」「花江ちゃんには寅子のラジオを聴かない権利がある」「雄弁に語る寅子のラジオのボリュームを下げてボリボリ響かせるお漬物の音が、何だか心地よかった」「寅ちゃんがラジオに出るのは以前は家族の大イベントだったのに、今は誰も聴かず、花江ちゃんもラジオを消してしまう状態まで拗れてしまった」「平等と言いながら家事は任せきり。そりゃ、花江ちゃんもラジオを切るわ」「ラジオを途中で消してお漬物をポリポリ食べる花江ちゃん、めっちゃ好き」「(寅子の長官への発言に)いつもなら感動する場面だけど、ラジオを途中で消す花江の方に共感してしまうなんて、凄いドラマ。理想と現実のズレを活写している」などの声が上がった。

 寅子&優未の新潟行き、猪爪家は果たして。

この記事の関連ニュース