◇パ・リーグ オリックスーソフトバンク(2024年7月9日 京セラD)
演歌歌手の新浜レオン(28)が9日、京セラドーム大阪で行われたプロ野球、オリックス―ソフトバンク戦前のセレモニーで国歌独唱した。
元高校球児の新浜にとって、球場での歌唱は特別。人生初の大役に「NHKホールで歌うより緊張しました。緊張を通り越して、ただただ野球へのリスペクトと感謝の気持ちがあふれて…。(デキは100点満点で)350点です!」と興奮気味に振り返った。
ちょうど1年前のこの日は、憧れの甲子園球場で阪神―ヤクルト戦のファーストピッチセレモニーに登場した。「日付も同じ。こんなこともあるんだ、と」と不思議な縁に少年のように目を輝かせた。
父で演歌歌手の高城靖雄(65)も東京ドームで「君が代」を歌ったこともある。「プロ野球選手になることをあきらめて、歌手を目指した時、もっと早く“父について修行しておけば”と思ったこともあったけれど、今の新浜レオンを作ってくれたのは野球。野球がつなげてくれた縁に感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔を浮かべた。
2019年にデビューしその年の日本レコード大賞新人賞を受賞。所ジョージ(69)作詞作曲、木梨憲武(62)プロデュースの新曲「全てあげよう」が話題で、年末のNHK紅白歌合戦を目指す。この日の国家独唱を刺激に「本業でも、もっともっと頑張ります」と力を込めた。