◇セ・リーグ 巨人5―3広島(2024年7月9日 マツダ)
巨人は“鬼門”マツダで今季7戦目にして初勝利を飾り、今季2度目の5連勝。貯金を今季最多タイの5とし、広島を抜いて単独首位に立った。
巨人の5連勝は4月の6連勝以来で、単独首位と貯金5はともに6月6日以来33日ぶり。セ・リーグ40勝一番乗りは2020年以来4年ぶりで、今季ここまで4敗2分けと未勝利だったマツダでの白星は浅野のプロ初本塁打に沸いた昨年8月18日以来326日ぶりとなった。
0―1で迎えた4回、岡本和の15号3ランで逆転。巨人選手がマツダで本塁打するのは、岡本和が34号を放った昨年8月20日以来324日ぶりで、今季7試合目にして初となった。
先発右腕・山崎伊は3回に味方の失策絡みで先制を許し、6回には内野ゴロで1失点。3―2で迎えた7回に1死二塁としたところで降板し、2番手右腕・ケラーが2死三塁から代打・上本に適時打を許して3―3と一度は振り出しに戻った。
だが、直後の8回、吉川、ヘルナンデスの連続長短打で1死二、三塁とし、岡本和の右犠飛で勝ち越し。さらに途中出場していた門脇の右前適時打でもう1点加えて2点リードを奪った。門脇の打点は5月7日の中日戦(バンテリンD)以来63日ぶり、今季8打点目だった。
結局、高梨、バルドナードとつなぎ、最後は守護神・大勢がわずか7球で3者凡退に打ち取って逃げ切った。
なお、大勢はこれが今季10セーブ目。新人だった2022年から3年連続の2桁セーブを達成した。新人から3年連続2桁セーブは球団初の快挙となっている。