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横浜のスーパー1年生左腕・小野 3回完全&V打「うれしい」 スタメン5人が1、2年生

スポニチアネックス 2024年7月10日 5時2分

 ◇第106回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 横浜10-0座間総合(2024年7月9日 BP相石ひらつか)

 名門・横浜にまたスーパー1年生が現れた。しかも二刀流だ。小野舜友(しゅんすけ)が先発で3回完全投球、打っては決勝打となる先制打など3安打2打点。「自分が投げて打って勝てたのはうれしい」と笑った。

 公式戦初先発が夏の初戦。独特の緊張感も強心臓の左腕には関係なかった。初回先頭に右前に運ばれたが、右翼手・松村海青(かいせい=3年)の好判断もあり右ゴロ。最速140キロの直球とカーブの2球種で走者を許さなかった。高校通算3本塁打の打撃では、初回1死三塁から外角直球を逆方向に流し打つ左前適時打。「緊張したけど、思いきりできました」と胸を張った。78年の愛甲猛、01年の荒波翔、21年の夏の甲子園で史上初のサヨナラ本塁打した緒方漣ら1年生が活躍してきた名門。「チームを変えていくため」と2年生外野手の阿部葉太が主将を務め、この日もスタメン5人が1、2年生の“ヤング横浜”で2年ぶりの聖地への初戦を突破した。

 小野は「試合になったら先輩、後輩関係なく自分の力でチームを勝たせたい」と力強かった。

 ◇小野 舜友(おの・しゅんすけ)2008年(平20)4月12日生まれ、愛知県出身の16歳。福岡小6年時は中日ジュニア入り。福岡中時代は東海中央ボーイズに所属し3年春の全国大会で優勝。1メートル77、80キロ。左投げ左打ち。

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