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「虎に翼」小橋株上昇!寅子あわやの刃傷沙汰…史実展開 18年ぶり朝ドラ美山加恋にネット絶賛「迫真」

スポニチアネックス 2024年7月10日 8時16分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は10日、第73話が放送され、ヒロイン(宮崎あおい)の幼少期を演じた2006年度前期「純情きらり」以来18年ぶりの朝ドラ出演を果たした女優の美山加恋(27)が存在感を示した。元天才子役からの成長ぶりがインターネット上で話題を集めた。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は17年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第73話は、佐田寅子(伊藤沙莉)は新潟への異動を命じられ、家族との間に溝があることを初自覚。佐田優未(竹澤咲子)の本当の姿を猪爪直明(三山凌輝)から知らされる。新潟には寅子だけが行くべきだという弟の言葉に、寅子は…という展開。

 福田夫妻の離婚調停の日。福田瞳(美山加恋)が無断欠勤し、調停は不成立へ。地方裁判所で争われることになる。

 寅子は甘味処・竹もとへ。そこへ先日対談した司法修習生たちが現れ、自身への陰口を叩いた。

 家裁に戻ると、瞳にバッタリ。調停の日は体調不良だったという。

 瞳「夫に追い出されて、今いるところに電話なんかない。ねぇ、どうしたらいいの。あんたのせいで、夫と裁判しなきゃいけなくなって。いつも女の味方みたいな顔してさ」

 寅子「私は、女性の味方ではありません。もちろん男性の味方でもない。私は、法律の下、すべての人を平等に見ます。そして、困っている人に手を差し伸べ…」

 瞳「だから私は困ってる!困ってるの!」「どうしていくら言っても、信じてもらえないの。(ハンカチに包んでいたカミソリを出し)そうやって、恵まれた場所から偉そうに。あんたみたいな奴が一番腹立つのよ!」

 間一髪、小橋浩之(名村辰)らが突入し、取り押さえ。寅子は難を逃れるが、大きなショックを受けた。

 夜、無事に帰宅。子どもたちはカルタ遊び。優未は“猪爪家の姫”と甘やかされるも、伸び伸び。その姿を外から目の当たりにし、佐田優三(仲野太賀)の言葉「優未のいいお母さんでいてもいい。僕の大好きな、あの、何かに無我夢中になってる時のトラちゃんの顔をして、何かを頑張ってくれること」の言葉を思い出し、寅子は涙。意を決して玄関の扉を開けた。

 主人公のモデル・三淵嘉子は東京地裁判事補時代、民事事件で刃傷沙汰に巻き込まれたことがあり、史実ベースの展開となった(敬称略)。

 SNS上には「美山加恋さん、迫真の演技」「流石、元名子役」「美山加恋の豹変は心に刺さる」「無表情から滲む狂気が見事」「あんなに嫌な役を演じ切れる大人の女性になっていたんだな。凄い!」などと美山の熱演に絶賛の声。反響を呼んだ。

 「ビビりながらも頑張った小橋にホロリ」「一気に株が上がりました」「今日は隠れ小橋回」「想像以上のしっぺ返し(一気に来すぎよー)」「寅子に特大ブーメラン。主人公にも容赦ない」などの投稿もあった。

 美山はオンエア後、自身のSNSを更新。「史実をベースにした役ということで、とても丁寧に演出していただきました。瞳の設定資料だけで別ドラマが作れるほどで…感謝です。沙莉さんとは(実写)『ちびまる子ちゃん』(06年、フジテレビ)以来。役の関係的に撮影中にはお話しできず…終わってから、やっと笑顔でお話しできました」と明かした。

 寅子の決断は果たして。

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